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宝石のカット [宝石]

真珠やルビー、サファイア、エメラルドなどの宝石類は、
丸みのある形状であるため、加工技術の発達していない頃は、
原石のまま装飾品などに利用されていたそうです。

時代とともにカットや研磨の技術が進み、
宝石の美しさや色、輝きを活かして、
より素晴らしい魅力を引き出せるようになりました。

宝石を最も美しく見せるために、
その石が持つ性質や特徴などを最大限に引き出すよう計算し、
カットや研磨が施されています。

また高価な石は、できるだけ無駄のないように研磨するため、
その結晶形を最大限に生かしています。
また、透明石でカラーが薄い場合は、色をはっきりさせるため、
やや深めにカットすることもあります。

宝石に光が入ると、光の波長で屈折率が異なり、
可視光線の両端(赤・紫)の差が大きい程、
そして光の経路が長い程、色光(ファイヤー)が強くて、
美しい輝きとなります。

宝石の色や透明度により、最も映えるカットが考えられます。
ダイヤモンドのように、無色透明や淡色で屈折率の高いものは、
ブリリアントカットが代表的なカット方法です。、

他にマーキスカット、ペアシェイプがあります。
エメラルド、ルビー、サファイアなどのように、
色の美しさが主体のものはステップカット、エメラルドカット、
角カットなどがあります。
オパール、キャッツアイ、アクアマリン、翡翠、トルコ石など、
不透明、半透明のものはカボッションカットが代表的です。

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